eワラント

eワラントとは、小額からレバレッジ投資を手軽に始めることができる金融商品です。※

eワラント投資では、銘柄ごとに売買期間があらかじめ決まっている中で、期間内にeワラントを安く買って、高く売ることによって利益を狙います。また、満期日に一定の条件を満たせば満期受取金が発生します。 ここではeワラントがどんな金融商品なのか、5つの特長について説明します。

また、例を用いてeワラントの仕組みを紹介することで「なぜeワラントに値段がつくのか?」、「eワラントの価格に影響を与える要素は?」などの疑問にお答えします。

※カバードワラントという、オプションを証券化した金融商品。経済性はオプションと同一です。

eワラント5つの特長

小額から始められる

eワラントは3,000円程度の小額から投資を始めることができます。

例えば、3円のeワラントを1,000ワラント購入すると、必要な金額は3,000円です。
3日後、eワラントの価格が4円に値上がりした場合1,000円の利益 となります。

幅広い投資対象

eワラントの投資対象(対象原資産といいます)は、国内外の個別株式や株価指数、外国為替相場、商品(コモディティ)相場、さらには複数の銘柄で構成されるバスケットまで幅広く、国内からは投資しにくい対象も含まれています。

相場下落時にもチャンスあり!

eワラントには、コール型とプット型の2つのタイプがあります。他の条件が一定であることを前提とした場合、一般に、eワラントが参照している対象原資産(株式や為替相場など)が上昇すると価格が上昇するコール型のeワラントと、対象原資産(株式や為替相場など)が下落すると価格が上昇するプット型のeワラントがあります。 プット型eワラントを用いれば、相場下落時にも収益を得られるチャンスがあります。

損失限定

eワラント投資はレバレッジ投資ですが証拠金は要りません。このため、他の証拠金投資にある損失拡大時の追加証拠金(追証)の制度もありません。 eワラントの最大損失は投資資金までに限定されているので、損失の管理が簡単にできます。

もちろんレバレッジあり

レバレッジとは「てこ効果」のことです。eワラントのレバレッジ水準を表す指標はワラントレバレッジです。
「てこ」の力で重いものを動かすように、小さな元手で大きな金額を動かす投資をレバレッジ投資といいます。
eワラントの値動きは一般に株式の3~10倍、為替レートの10~50倍程度もあります。eワラントはこの値動きの大きさ(レバレッジ)を活かして、対象原資産(株式や為替など)に直接投資するより資金効率の高い投資を行うことができます。
具体的なレバレッジの水準はワラントレバレッジ(ワラントレバレッジ)という指標で確認できます。

eワラントの仕組み ~コール型eワラントの例~

eワラントの仕組みを理解することは、eワラント取引で利益をあげる上でのポイントとなるでしょう。ここでは、例を用いてeワラントの仕組みを説明します。 ※ 以下で説明している仕組みの例は、コール型eワラント(一般的に投資対象の価格が上昇すると、eワラントの価格も上昇するタイプ)です。 なお、eワラントの投資対象のことを対象原資産と呼びます。

「予約券」には設定された金額(権利行使価格)があります
「予約券」には取引できる期限(満期日)があります
「予約券」自体を売買することによって利益を狙います
「予約券」はその対象となる商品の値動きなどに影響を受けます
「予約券」の価格変化は大きくなるように設定されています
「予約券」は満期日に近づくにつれて価格が下落します

■ 仕組みを説明する際に使用する例
【投資対象(一般に市場で取引されているビール = 対象原資産)】

ここでは、ビールを投資対象(対象原資産:実際は株式、株価指数、為替相場など)とします。

【eワラント(ビールの予約券)】

ここでは、コール型eワラントを予約券とします

「予約券」には設定された金額(権利行使価格)があります。

下の図を見てください。ビール(対象原資産)を購入できる権利がついた予約券があります。
予約券には将来のある時点でビール(対象原資産)を特定の価格(権利行使価格)で買うことのできる権利などの条件が個々に設定されています。
権利行使価格とは、将来のある時点で、受取金額が発生するかどうかの基準となる対象原資産の価格のことです。
コール型のeワラントは、将来のある時点における対象原資産の価格が権利行使価格を上回っていた場合に、その差額に1ワラント当たり原資産数を乗じた金額を受取ることができます。

市場で売られているビールの価格(対象原資産の価格)

予約券にはあらかじめ金額が設定されている(権利行使価格)

「予約券」には取引できる期限(満期日)があります。

予約券にはビール(対象原資産)を予約券で取引する日があらかじめ決められています。ビールを予約券で取引する日が満期日です。
満期日は銘柄ごとに決まっており、満期日を迎えると満期決済金額によって清算されます。

必ずしも満期日までeワラントを保有する必要はなく、購入日から満期日の前営業日まで、取引停止時を除き原則として売却が可能です。
(最終取引日は満期日の前営業日であり、満期日当日は取引ができないことにご注意ください。)

予約券にはあらかじめ設定された満期日(予約券売買の期限日)があります 。

この場合満期日は半年後となります。

「予約券」自体を売買することによって利益を狙います。

実際には予約券の権利を行使してビール(対象原資産)を取得することはできません。
このため一旦予約券を売買しているお店から予約券を購入したら、満期日より前に予約券を同じお店に買い取ってもらうか、満期日に予約券が自動的に清算されるのを待つかのどちらかになります。ここでは、予約券自体に値段がつき、予約券の値段の上げ下げによって利益を狙うことを覚えておきましょう。

それでは、なぜ予約券に値がつくのでしょうか?この場では、満期日に予約券に価値があるケースと価値がないケースを見てみましょう。

※プット型の場合は売る権利となるため、ビールの値段が安くなると予約券の値段が高くなります。

上図の予約券に値がつくケースにあるように、満期日のビールの価格※>予約券の権利行使価格であれば予約券に値ががつきます。

満期日までの間の予約券の価格は、満期日のビールの価格※>予約券の権利行使価格となる確率や、ビールの価格(対象原資産)の変動率などを考慮して決められています。予約券の価格に影響を与える要因は常に変化しますので、予約券の価格も変化します。このため投資家は予約券を安く買って、高く売ることによって利益を狙うことになります。

※実際のeワラントの価格算出には対象原資産価格に市場動向(国内外取引所や業者間市場における取引)を考慮して担当トレーダーが決定する参照原資産価格が用いられます。

「予約券」はその対象となる商品の値動きなどに影響を受けます。

予約券の価格は、ビールの価格(対象原資産:株価などの参照原資産価格)、ビールの価格変動率(ボラティリティ)、満期日までの期間金利配当の影響を受けて変化します。ボラティリティは対象原資産の価格変動の度合いを意味し、一般的にビールの値動きが大きくなるとボラティリティが高い、値動きが小さいとボラティリティが低いといいます。

<予約券の価格に影響を与える要因>

「予約券」の価格変化は大きい。

予約券の値動きは対象原資産の値動きだけに影響されるものではありませんが、他の要因が一定であれば対象原資産にほぼ連動して動き、しかもレバレッジ効果で一般に株式の3~10倍、為替レートの10~50倍程度も大きく動くように設計されています。

具体的なレバレッジの水準はワラントレバレッジ(実効ギアリング)という指標で確認できます。各予約券のレバレッジ水準は各銘柄ごとに決まっており、しかも対象原資産の値動きや満期日までの期間などによって常に変動します。

「予約券」は満期日までの残りの日数によって値段が下落します。

チケット屋で販売されている、テーマパークの入場券なども使用期限が近づくにつれて値段が下落するように、今回の例示にあるビールの予約券(eワラント)も満期日までの残りの日数によって値段が下落します。

これは予約券の価格変化の要因の1つである、ビールの市場価格の上昇または下落する確率が図のように満期までの日数が短くなればなるほど低くなるためです。

※極端なイン・ザ・マネーの状態(コール型の場合、参照原資産価格が権利行使価格を大幅に上回っている状態)にあるものや一部の為替eワラント、極めて低価格のeワラント等の例外があります。