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相場急変時に売買スプレッド(販売価格と買取価格の差)が広がることがあるのはなぜ? 2014/02/03
相場急変時に売買スプレッド(販売価格と買取価格の差)が広がることがあるのはなぜ?
eワラントの値付けを行い、お客様のeワラントの売買に応じているのはマーケット・メーカーです。eワラント証券の関連会社のeワラント・インターナショナル・リミテッドがeワラントのマーケット・メイク業務を行なっています。
マーケット・メーカーは、お客様がeワラントを買うとお客様の手仕舞い売りや満期決済での支払いに備えて、対象原資産や先物・オプションの取引を行っています(これをヘッジ取引といいます)。例えば、お客様が国内株式のA株のコールeワラントを購入すると、通常、マーケット・メーカーはA株の現物、又はA株のコールオプション、又は日経平均先物を使ってヘッジ取引をしています。eワラントの売買スプレッド(販売価格と買取価格の差)は、主にマーケット・メーカーのヘッジ取引に係るコスト(対象原資産などを実際に売買する際に発生するマーケット・インパクトなどを含む)に応じて設定・変更されています。
相場急変時には、マーケット・メーカーのヘッジ取引において、急激な市場価格の変動によって通常の状態を遥かに上回る売買スプレッドが必要とされる状況になることがあり、結果として、eワラントの売買スプレッドが拡大する状態となります。具体的には、対象原資産そのものの市場(オプション市場を含む)で、対象原資産の取引量が少なくなったり、1回の取引で売買可能な数量が減少したり、売買価格差が極端に拡大したりしている場合などに、ヘッジコストが上昇します。
以下は外国証券情報にて開示されている売買スプレッドが変動する事例の一部です。
- 対象原資産などの取引状況が急変した、または急変することが予見される場合
- 対象原資産などの流動性が急変した、または急変することが予見される場合(信用取引の取引条件の変化、制限などを含む)
- eワラントまたはeワラントの価格に影響を与えると思われる諸条件が急変した、または急変することが予見される場合(金利、為替、各国金融商品取引所の取引動向などを含む)
【参考リンク】
■eワラントの売買スプレッド(販売価格と買取価格の差)はどのように決まるのか?
https://www.ewarrant.co.jp/posts/tsubo/201311110910
■「必ずお読みください」収益から控除すべき付随コスト
https://www.ewarrant.co.jp/corp/readme/#ew_r2_1
■eワラントデモトレードで取引をお試しください
https://www.ewarrant.co.jp/tools/demotrade/
(eワラント証券)
* 本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。投資判断は自己責任で。