決算トレードの注意点 2018/10/30



 2018年7-9月期決算の発表が本格化しています。決算発表や経営方針の重大な変更などのニュースは投資家心理に影響を与えることもあり、結果によっては当該企業や関連する起業の株価が大きく動くことがあります。

 株価が大きく動くときは、損失限定で、レバレッジがかかった投資をすることができるeワラント投資のチャンスでもあります。相場の方向感があっていれば大きなリターンが得られる可能性がありますし、逆に予想が外れても最大損失は投資元本までに限定されていて追証のリスクもありません。

 ただ、実際に取引しようと思ったら、お目当ての株式を対象としたeワラントの取引が売買停止中で取引ができなかった・・・というご経験をお持ちの方がいらっしゃるかと思います。

例:サイバーエージェント(4751)プット 33回
10月25日(木)の東証大引け後、サイバーエージェントの2018年9月期決算が発表されました。決算の発表に伴いサイバーエージェントを対象とするeワラントは、15:00から売買停止となりました。売買停止後、市場外取引や国外の金融商品取引所の価格をもとにeワラントの価格算出が可能となったため、同23:20頃にサイバーエージェントを対象とするeワラントの取引を再開しました。翌26日(金)も当該株式は正常に寄り付いたため、eワラントの取引も通常どおり開始されました。

サイバーエージェントチャート

 通常、eワラントは東京市場の取引終了後でも、市場外取引や国外の取引所などの価格を参照して値付けが行われています。しかし、大引け後に決算発表やニュースなど業績もしくは経営に重大な影響を与えると合理的に判断される事実が判明した場合は、eワラントの値付けに必要な株価を推計できなくなるため、株価の推計ができるようになるまで売買停止となります。当日中に東京市場外で価格の推計ができない場合には、翌営業日の東京市場にて当該株式の価格が付くまで売買停止となります。eワラントが売買停止になりますと新規の買いだけでなく、保有している銘柄の売却もできなくなりますのでご注意ください。決算発表や重大なニュースによって当該株式を対象とするeワラントが売買停止となった場合は、同日中に取引が再開された場合はそれ以降、同日中に取引が再開されなかった場合には翌営業日の寄り付き以降に売買をご検討ください。

 売買停止となっている銘柄の情報は、eワラント証券HPの取引停止銘柄情報よりご確認いただくことができます。また、当日中にeワラントの取引が再開された場合には、eワラント証券公式ツイッターでお知らせしていることもありますので、気になる原資産の取引情報が知りたいときはチェックしてみてください。

(eワラント証券 投資情報室次長 多田 幸大)
※本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本情報に基づいて被ったいかなる損害についても、eワラント証券は一切責任を負いません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。