イベント時はeワラントで為替投資 2018/11/06



 いよいよ本日11月6日、米国では中間選挙が実施されます。中間選挙の結果は米トランプ政権の今後の政策運営に大きな影響を与えることが想定され、大いに注目されるイベントとなっています。このような世界的に注目を集めるイベント時には為替相場が大きく変動する可能性があります。本コラムをお読みの方の中にも外国為替証拠金(FX)取引を行われている方がいらっしゃるかもしれませんが、今週は次の2点を十分に注意しておいたほうがよいでしょう。

① 追加証拠金(追証)の発生率の上昇
FXは初心者向けの投資として位置づける向きもありますが、有価証券取引ではなく証拠金取引であり、投資元本以上の損失と追証が発生するリスクをはらんだ金融商品であることを改めて認識しておいたほうがよういでしょう。2015年1月のスイスフランショックの際には投資家の損失拡大を抑制するFX取引各社の強制ロスカット機能が発動せず、FX投資家のなかには甚大な損失をこうむった方もいらっしゃいました。

② 相場が一瞬急変しただけで清算される可能性
FX取引各社の強制ロスカット機能については、相場急変が一瞬であっても発動されるのが一般的です。FX投資家のなかには「寝ている間に相場が一瞬大きく動いて強制的にポジションが清算されてしまった。日本時間では相場が戻ったのに。」というご経験をされた方もいらっしゃるかもしれません。

 eワラントでは為替相場にもレバレッジ投資ができます。eワラントを活用するメリットとして、eワラントは証拠金取引ではないことが挙げられます。つまり、強制的にポジションが清算されることもないですし、投資元本を超える損失が発生することもありません。最大損失は投資元本までに限定されています。eワラントは相場が大きく変動するときに大きな値動きが期待できますので、荒れ相場にこそ追証のないeワラント活用のチャンスと言えるでしょう。

 ただし、追証や強制ロスカットがないというメリットがある一方で、eワラントのコールやプットの場合は時間経過によってeワラントの価値が目減りするというデメリットもあります。時間経過による目減りの影響を小さくしたいのであれば、コールの場合は権利行使価格が相場水準よりも低い(イン・ザ・マネー)銘柄、プットの場合は権利行使価格が相場水準よりも高い(イン・ザ・マネー)銘柄を選び、数日から数週間の短期投資に利用することで、時間経過による目減りの影響を低減することができるでしょう。

 今週は為替相場に動きがでてくる可能性があります。追証や強制ロスカットの心配がないeワラントのお取引を是非ご検討ください。

(eワラント証券)
※本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本情報に基づいて被ったいかなる損害についても、eワラント証券は一切責任を負いません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。