まだ間に合う?年末投資 2015/11/09



日本郵政グループの株式上場で沸く株式相場ですが、上場のタイミングは過去の経験則で見ても最適なタイミングだったのかもしれません。米国の株式相場の格言に「5月に売り払って去れ、そして10月末のハロウィンまで市場に戻ってくるな」というものがあります。これは夏場に株式相場が下落することがあるので、株式を買うならハロウィンのあたりから買えばよいということになります。日本株でも同じことが言えるのか過去20年間の月別変動率を調べてみたのがこちらのグラフです。

図1

グラフから分かるように10月末のハロウィンを境に11月と12月の変動率の平均はプラスで、この時期に株式投資をしていれば良好なパフォーマンスとなっていました。この経験則は日本株投資においても使えそうです。

では今年も11月と12月の株価の上昇が見込めるのか?ということになりますが、将来を予測するうえで最近の状況は参考になるかもしれません。次の表は過去5年の状況です。2011年の11月は比較的大きな下落となりましたが、総じて見れば過去5年は堅調でした。この傾向が続くという前提であれば11月と12月だけ年末投資をするには好機かもしれません。もちろん、将来のことは誰にも分からないのでこの通りになるという保証はありません。

変動率
2010年 11月 8.0% sunny
12月 2.9% sunny
2011年 11月 -6.2% snow
12月 0.2% cloudy
2012年 11月 5.8% sunny
12月 10.0% sunny
2013年 11月 9.3% sunny
12月 4.0% sunny
2014年 11月 6.4% sunny
12月 -0.1% cloudy

 11月と12月は投資の好機かもしれないと思っても既に11月の中旬に差し掛かるころ。年末投資をするにしては遅いかも~と思われるかもしれません。そこで今からでも間に合うのか、冒頭の図と同じ期間で11月と12月の上旬、中旬、下旬の変動率を調べたのがこの図です。

図2

図からわかるように11月と12月の好パフォーマンスは両月とも下旬の上昇の寄与が大きいことがわかりました。年末投資をお考えであれば今からでも遅くはないのかもしれません。

このシナリオでeワラント投資をするのであれば、日経平均コールやTOPIXコールだけでなく、例えば11月から新規銘柄として追加された以下の銘柄を検討するのも一手でしょう。

明治ホールディングス コール 1回・・・インバウンド消費拡大、株価堅調
ディップ コール 1回・・・人手不足で求人広告の出稿が拡大
FFRI プラス5倍トラッカー 3回・・・個人向けセキュリティー製品の売上増見込む
王子ホールディングス コール 7回・・・製紙工程で出る廃液を利用した売電用発電所を建設
科研製薬 コール 1回・・・水虫治療薬クレナフィンの国内販売が好調
小野薬品工業 コール 1回・・・がん免疫薬オプジーボが予想以上に伸びる
マキタ コール 1回・・・欧州を中心に電動工具などの販売が持ち直し
トプコン コール 1回・・・土木施工と農業の自動化に注力
バンダイナムコホールディングス コール 1回・・・新作アニメに期待
NTTデータ コール 53回・・・マイナンバー制度運用開始による官需

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(eワラント証券)
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