どの権利行使価格を選べばよい? 2014/08/11



先週のメルマガではeワラントのコール、プット、ニアピン、トラッカー、レバレッジトラッカーの使い分けと、それぞれの選び方の基本について紹介しましたが、今回は一歩踏み込んで投資期間、株価、権利行使価格の関係から銘柄を選ぶ方法を解説します。なお、今回はeワラントのコールとプット、レバレッジトラッカーのプラス5倍トラッカーとマイナス3倍トラッカーを対象としています。

例えば、対象原資産が「ファーストリテイリング」と決まっているものの、「ファーストリテイリング」のeワラントを検索してみたら複数の銘柄があることが分かります。このとき、想定されるシナリオと投資期間によってeワラントの銘柄を選択します。

1.株価上昇シナリオ
 (ア) 数日で大きく上昇すると予想される場合
 ⇒株価が権利行使価格を若干下回っているコール
 (イ) 1-2週間程度での上昇が予想される場合
 ⇒株価が権利行使価格を若干上回っている、満期までの残存期間が長いコール
 (ウ) 数ヶ月間上昇が予測される場合
 ⇒株価が権利行使価格を大きく上回っているコールかプラス5倍レバレッジトラッカー

2.株価下落シナリオ
 (ア) 数日で大きく下落すると予想される場合
 ⇒株価が権利行使価格を若干上回っているプット
 (イ) 1-2週間程度での下落が予想される場合
 ⇒株価が権利行使価格を若干下回っている、満期までの残存期間が長いプット
 (ウ) 数ヶ月間上昇が予測される場合
 ⇒株価が権利行使価格を大きく下回っているプットかマイナス3倍レバレッジトラッカー

* プラス5倍/マイナス3倍トラッカーの対象原資産は限定されております。

数日といった短期間の投資では、コールは株価が権利行使価格を下回っている銘柄、プットは上回っている銘柄であっても、株価が権利行使価格に近づきさえすれば値上がりが見込めるのですが、投資期間が長くなる場合はこのような銘柄は時間経過による減価の影響が大きくなり、利益を得ることが難しくなりますので注意が必要です。

実際の取引をする前にeワラントホームページではデモトレードができます。デモトレードの登録はこちらのサイト(https://www.ewarrant.co.jp/tools/demotrade/)からランキングなどに掲載されるユーザーIDやログインのためのパスワードなどを設定します。指定していただいたメールアドレスに本登録の確認メールが届きますので、記載のURLを押下すると登録完了となります。

売切れがないなど、実際のeワラントの取引とは異なる点もありますが、デモトレードで表示されている取引価格は実際のeワラントの取引価格です。8月29日までトレードコンテストも行われておりますので、この機会にeワラントの取引を体験してみてください。

(eワラント証券)
* 本情報に基づいて被ったいかなる損害についても、eワラント証券は一切責任を負いません。投資判断は自己責任でお願いします。