- カイカ証券在籍のマーケット関係者がお届けする、旬な投資情報!マーケットと常に向き合っているプロならではの記事満載。
- eワラントデイリーウォッチでは、前営業日のeワラント、ニアピン、トラッカーの取引金額ランキングや、時間帯別の取引動向を公開しております。 また、原資産概況では国内株式市場、コモディティ相場、為替相場、米国株式市場等について簡潔にまとめられています。 他のeワラント投資家に人気のあった銘柄や、どの銘柄がどのタイミングで取引されていたのかがおおまかに把握できますので、eワラント取引の参考になるでしょう。
-
株式、為替、コモディティ相場のトレンドや、今後想定されるシナリオと投資戦略。eワラントはもちろん、他の金融商品を使った投資戦術など。
※eワラント証券株式会社は、当社カイカ証券株式会社の旧商号です。 - 参加費無料の各種セミナーを随時開催しています。eワラントが初めての方も、既にお取引中の方もぜひご参加ください。
過去のセミナーの模様や解説動画はオンラインで配信しています。
- eワラント初心者もフリークも必読。新商品や新サービスの情報、各種ランキング、さらには注目の銘柄まで、eワラント投資に役立つ情報が満載。eワラントメールマガジン(購読無料)はこちらから登録できます。
eワラント用語解説「権利行使価格」 2019/05/14
前回に引き続きeワラント独自の用語について解説いたします。今回は「権利行使価格」について解説いたします。
eワラントは対象となっている相場(対象原資産)の水準に応じて、満期日に受取金が発生する場合があります。「権利行使価格」はその受取金が発生するか、発生する場合には受取金がいくらになるかの基準を表します。コール型(プット型)eワラントの場合、満期日において、対象原資産の価格が権利行使価格を上回っていれば(下回っていれば)、その差額に1ワラント当たり原資産数と保有数量をかけた金額を受け取ることができます。逆に、対象原資産の価格が権利行使価格以下であれば(以上であれば)、受取金は発生せず、投資元本全てを失うことになります。
例えば、対象原資産の上昇を予想する場合、既に対象原資産の価格が権利行使価格を大きく超えているコールであれば、対象原資産が予想に反して大きく下落しない限りは満期日に受取金が発生することになりますので、相対的にはリスクが低い銘柄と言えるでしょう。ただし、そのような銘柄は相対的にワラントレバレッジは低く、例えば数倍などの大きな値上がりは期待しにくいという点もあります。
権利行使価格が対象原資産価格と近い水準にあるコールは、満期日に受取金が発生するかどうか、投資元本の全てを失うかはおよそ五分五分となりますので、ややリスクは高い銘柄といえそうです。ただ、このような銘柄は満期直前に価格が大きく変動するという特性があり、原資産の変動をうまく予想することができれば大きなリターンを得られる可能性があると言えます。
一方、対象原資産の価格が権利行使価格を下回っているコールは、対象原資産の価格が大きく上昇しない限り投資元本の全てを失ってしまうハイリスク銘柄と言えます。ただし、このような銘柄は対象原資産の価格が大きく上昇し、権利行使価格を超えるまたは近づくと、価値が何倍・何十倍となることもあり、相対的にハイリスク・ハイリターン銘柄と言えそうです。
権利行使価格は投資するeワラント銘柄を選ぶ上で特に重要な要素の1つです。上記のような特性は覚えておくとよいでしょう。
(eワラント証券)
※本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本情報に基づいて被ったいかなる損害についても、eワラント証券は一切責任を負いません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。