eワラントを活用したスイングトレード例(投資戦略フェアEXPO2016講演資料抜粋) 2016/03/16



eワラントは値動きが大きく、満期があり、時間経過によって減価するリスクもあることから長期投資よりも短期投資に向いていると考えられますが、短期投資といっても1日で損益を確定させるデイトレード(日計り取引)よりも数日~数週間で損益を確定させるスイングトレードに向いていると考えられます。

スイングトレードのメリットとして、資産形成のスピードを速められる、会社務めの方など1日中相場を監視できない方でも実践できる、相場観を養ったり、取引ルールを決めることで運用力を鍛えられる、といった点があるかと思います。今回は比較的簡単にできるスイングトレード用の取引モデルを紹介します。

<なお、本稿は2016年3月12日に開催された投資戦略フェアEXPO2016内での講演資料に基づいています。講演資料の抜粋はこちらからご覧下さい。>

スイングトレードにおいてはまずトレンドに乗ることが基本となりますので、例えばテクニカル指標のうち、日足のパラボリックを利用するなどしてトレンドを判断します。パラボリックは売り・買いのサインが分かりやすいため、初心者にも向いているかと思われます。ただし、トレンドが出ていないときは効きにくいという欠点もあります。

トレンドを把握した後は、eワラントホームページでおなじみのプット・コールレシオを利用して相場の過熱感を見ます。プット・コールレシオが高いとプットの取引が多く悲観的な相場観を持つ投資家が多い反面、買いのタイミングとも考えられます。プット・コールレシオが低いとコールの取引が多く楽観的な相場観を持つ投資家が多い反面、過熱気味で売りのタイミングとも考えられます。なお、eワラントホームページのプット・コールレシオは日本株を対象としたものです。

これらを組み合わせて簡単にできる取引モデル例は次の通りです。
【買いシグナル】→例:ワラントレバレッジ(実効ギアリング)5倍の日経平均コール、TOPIXコールを買い
・日足のパラボリックが買い
・プット・コールレシオが0.2以上0.5未満(プット・コールレシオが極端に高い局面では下落を伴うことが多いと思われます)

【売りシグナル】→例:ワラントレバレッジ(実効ギアリング)-5倍の日経平均プット、TOPIXプットを買い
・日足のパラボリックが売り
・プット・コールレシオが0.2未満

【上記以外】
・ポジションを取らない

 仮に現金8割で確保しておいてレバレッジ±5倍のeワラントでこの取引モデルを実践していたらどうなったかについて、仮想の取引で試算したものがこちらの5ページです。100を起点にしていますので元本割れを起こしている期間もありますが、上昇トレンドにも乗れていることがわかります。なお、この結果はあくまでも試算であり、実際の銘柄で取引した結果ではないこと、将来の投資成果を保証するものではないことにはご留意ください。

(eワラント証券)
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