eワラントの新商品「スプレッドeワラント」 2019/11/15



11月11日(月)よりeワラントの新商品としてスプレッド eワラントの取り扱いが開始されました。既存の金融商品では十分に表現することが難しかった「やや強気」「やや弱気」な相場観のときにも使いやすい商品です。今回のコラムはこれらの商品の特徴についてご紹介します。

なお、スプレッド eワラントはeワラント証券の直接取引サイト『eワラント・ダイレクト』でのみお取引が可能です。eワラント・ダイレクトで口座開設をして、スプレッドeワラントを取引してみてください。
eワラント・ダイレクトの口座開設

●コールスプレッド型eワラント
満期日に満期参照原資産価格が権利行使価格以上となれば1ワラント当たり10円を、権利行使価格を下回っても一定のレンジ内であれば満期参照原資産価格に応じた金額を受け取ることができる商品です。満期参照原資産価格が一定レンジの下限を下回ると受取金は0となります。
コール型に比べると、権利行使価格よりも相場が上昇した時の値上がり分を放棄していることになるので、コール型ほどの大きな値上がりは期待できませんが、満期直前になると価格が大きく変動することがあります。
また、コール型に比べて時間経過による価格の減少(時間的価値の減少)の影響は小さくなり、特に権利行使価格を上回っている場合は時間経過により価格が上昇する傾向があります。
「対象となる相場の上昇を予想しているけれども、それほど強気ではない」場合や、「権利行使価格を下回るような下落はないだろう」という相場観の場合に向いています。

コールスプレッド型の満期日の受取金額

●プットスプレッド型eワラント
満期日に満期参照原資産価格が権利行使価格以下となれば1ワラント当たり10円を、権利行使価格を上回っても一定のレンジ内であれば満期参照原資産価格に応じた金額を受け取ることができる商品です。満期参照原資産価格が一定のレンジ上限を上回ると受取金は0となります。
プット型に比べると、権利行使価格よりも相場が下落した時の値上がり分を放棄していることになるので、プット型ほどの大きな値上がりは期待できませんが、満期直前になると価格が大きく変動することがあります。
プット型に比べて時間経過による価格の減少(時間的価値の減少)の影響は小さくなり、特に権利行使価格を下回っている場合は時間経過により価格が上昇する傾向があります。
「対象となる相場の下落を予想しているけれども、それほど弱気ではない」場合や、「権利行使価格を上回るような上昇はないだろう」という相場観の場合に向いています。

プットスプレッド型の満期日の受取金額

(eワラント証券)
※本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本情報に基づいて被ったいかなる損害についても、eワラント証券は一切責任を負いません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。