eワラントとオプションは何が違う? 2019/06/14



投資にお詳しい方からは「eワラントとオプションは何が違うの?」という質問をいただくことがあります。eワラントはオプションを有価証券化したものですので、経済効果としてはオプションの「買い」と同じです。ただし、以下の点では違いがございます。

  • 小額から取引ができる

日本でも広く取引をされている日経225オプションの取引を行うには最低投資元本が数万円から数十万円必要となります。eワラントはオプションを小口化しているので数千円~1万円もあれば取引を行うことができます。

  • 個別株のオプション取引ができる

現在、個人投資家が投資をすることができるオプション取引は日経225オプションだけですが(実際には東京証券取引所に有価証券オプションを取引できる制度は存在していますが、流動性はあまりありません)、eワラントでは当社が独自に選別した国内個別株約100銘柄を含め、約130種類程度の投資対象があります。特別なサービスとして店頭でオプション取引を受けている証券会社はあるかもしれませんが、広く個人投資家が個別株などのオプション取引を行うことができるのはeワラントだけと言えるでしょう。

  • 満期までの残存期間が長い銘柄も取引できる

日経225オプションの取引の場合、直近限月のオプションが取引の中心となるため、満期が数カ月先のオプションを取引したいと思ったとしても流動性が少なく、なかなか売買することができないというケースがあります。一方、eワラントの中には満期日が数カ月以上先の銘柄も取引することができます。eワラントはマーケットメイク方式をとっているので、発行済みの銘柄は取引時間中(平日9:00~23:50)であれば基本的にいつでもお取引をいただくことができます(ただし、売り切れの場合や一時的に取引が停止された場合を除きます)。

また、eワラントは証拠金取引ではないので、「売り」から入ることができない点もオプションとは異なります。ちなみに、オプションの売りは相場が大きく動かなければ安定的にリターンを得られる可能性がありますが、ひとたび相場急変があれば投資元本以上の損失を被る可能性があります。しっかりとリスク管理を行うことができる投資上級者になるまでは、オプションの売りは控えたほうが良いかもしれません。

(eワラント証券)
※本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本情報に基づいて被ったいかなる損害についても、eワラント証券は一切責任を負いません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。