荒れ相場後の今こそ中長期的な投資を考える 2020/01/31



普段は仕事をしているので相場に張り付いているわけではないので日計り(デイトレーディング)や短期的な取引はできないな~という方や、年単位で対象原資産の株式などの上昇を想定しているんだ、という方も多いのではないでしょうか。eワラントは短期投資に向いた商品ではありますが、中長期のお取引に活用いただくことも可能です。ただ、その勝率を上げるためには銘柄を選ぶ際に少しポイントがあります。

eワラントの中でもワラントレバレッジ(実効ギアリング)が高い銘柄は特に値動きが大きく、短期投資でも大きなリターンを得られる可能性はありますが、時間経過による減価の影響も大きく、中長期の投資には向きません。

常に相場を見ることができない場合や中長期投資をお考えの場合、ワラントレバレッジ(実効ギアリング)が低く、さらに時間的価値の減少の影響が比較的小さい銘柄を選んでみてはいかがでしょうか。コールの場合は権利行使価格が低い銘柄、プットの場合は権利行使価格が高い銘柄で満期日までの残存期間もなるべく長い銘柄が該当します。

各銘柄に設定されている満期日よりも長い期間の投資をお考えの場合には、満期日の1カ月前後で一旦売却し、同じ対象原資産でより満期日が先に設定されている銘柄に乗り換える(いわゆるロールする)ことも検討対象となるでしょう。

また、対象原資産は限られていますが、○○プラス5倍トラッカー/○○マイナス3倍トラッカーのレバレッジトラッカーでしたら時間的価値の減少はありませんので、中長期投資をお考えの方に向いていると思われます。

なお、eワラントには満期日がありますが、値動きの大きさや時間的価値の減少を考慮すると満期保有は前提とせず満期日前に売却するのが短期・中長期に限らずeワラントの取引で成功のコツと言えるでしょう。

(eワラント証券)
※本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本情報に基づいて被ったいかなる損害についても、eワラント証券は一切責任を負いません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。