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満期受渡金が発生しただけでは利益にならない 2020/02/21
eワラント初心者の方のなかには、満期日までeワラントを保有して、満期決済金が発生したら利益になると思っている方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、満期決済金が発生するからといって利益になるとは限りません。
eワラントの取引で利益を得るには、「満期日前に購入単価よりも高い単価で売却する」場合、又は「満期決済金の単価が購入単価を上回る」場合です。満期日前に保有銘柄が満期決済金発生の条件を満たしていない場合(例:コールeワラントの対象(原資産)の価格が権利行使価格に未達)であっても売却金額が購入金額を上回っていれば利益になりますし、一方で満期決済金が発生しても購入金額よりも少なければ損失になります。
ところで、eワラントの取引で利益を出すコツの1つとして、満期日まで保有しないことが挙げられます。
コールeワラントの場合、満期日に対象(原資産)の価格が権利行使価格を上回ると満期決済金が発生します。対象(原資産)の価格が上昇するほど決済金の額は増えます。
満期日までは、eワラントの価格=[対象原資産と権利行使価格の価格差(=本源的価値)]+[時間的価値]です。時間的価値とは、満期決済金が増えるかもしれない、という期待値です。
ただし、対象原資産の価格が変わらないなど、他の条件が一定で時間だけが経過すると時間的価値は減価します。満期日に近くなるほど減価の影響は大きくなるので、満期日まで保有しないことが利益を得るコツになります。
eワラント初心者の方は、時間的価値の減価の影響が小さいリスク度が若葉マーク(eワラントホームページの検索画面に表示されています)の銘柄か、そもそも時間的価値の減価がないレバレッジトラッカーを活用してはいかがでしょうか。
(eワラント証券)
* 本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本情報に基づいて被ったいかなる損害についても、eワラント証券は一切責任を負いません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。