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日本株は上昇局面へ。2014年はBuy in Mayか? 2014/06/02
先週のコラムでeワラント証券のプット・コールレシオが日本株の底入れを示唆した可能性について紹介しましたが、テクニカル的にも日経平均株価は上放たれた可能性があります。
この図は2013年末からの日経平均株価の日足のチャートです。2014年に入り下落トレンドが続き、上値を目指すと跳ね返される展開が続きました。その一方で下値は14,000円を割っても下に崩れていくことはありませんでした。テクニカル分析で言う三角持ち合いを形成しています。三角持ち合いが形成されると三角形の頂点でどちらかに大きく動くとされます。一般的には左下を直角にする三角形ができると下落の可能性が高いとされますが、今回は上にブレイクした可能性があります。また、一目均衡表で見ても先週末あたりから雲を抜けており、上昇トレンドへの転換が期待できそうです。
東証が発表している投資部門別売買状況(二市場一・二部等)を見ると5/7から5/23にかけて個人はSell in May を意識したのか1,282億円の売り越しでしたが、相場動向のカギを握る外国人は386億円の売り越しとさほど大きな金額ではありませんでした。外国人投資家が日本株を大きく売らないで保有を継続していることや、GPIFやかんぽ生命の日本株保有比率の拡大観測、さらにNYダウやS&P500が高値を更新しているなか日本株には出遅れ感があることから、今年に関してはBuy in Mayであった可能性があるかもしれません。相場上昇に乗り遅れた!という投資家もレバレッジの効いたeワラントのコールやプラス5倍トラッカーを活用すれば収益獲得のチャンスはまだあると思われます。日経平均やTOPIX、日本の大型株を対象原資産としたコールで、満期日までの期間が長めの銘柄に投資妙味があるでしょう。
(eワラント証券)
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