少額から値がさ株の相場に参加する方法 2019/07/19



現在、日本の取引所では、多くの銘柄は100株単位での売買となりますので、市場価格×100株が最低の売買金額となります。そのため、例えば市場価格が1万円の銘柄であれば、1万円×100株で100万円が最低売買金額となり、買付に多額の資金が必要となります。このような銘柄は一般に『値がさ株』とも呼ばれます。代表的な銘柄としては以下のような銘柄が挙げられます。銘柄名の右の数値は7月18日終値基準で買付に必要な金額です(実際にはさらに買付手数料がかかります)。

9983 ファーストリテイリング 6,868,000円
6861 キーエンス 6,441,000円
7974 任天堂 4,095,000円
6146 ディスコ 1,866,000円
6954 ファナック 1,845,000円
4922 コーセー 1,825,000円
8035 東京エレクトロン 1,650,000円
4661 オリエンタルランド 1,389,000円

例えば、PokemonGOやSwitchの大ヒットが記憶に新しい任天堂の現物株に投資するには、400万円以上の資金が必要です。複数の銘柄に投資して特定の銘柄のリスクを低減する分散投資の観点からすると、1銘柄で400万円以上というのは予算オーバーという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで現物株投資の代替手段としてeワラントを利用してみてはいかがでしょうか?eワラントは短期間の相場変動を見込んで利用するほかにも、値がさ株に数千円から数万円の小額で代替投資する手段としても利用できます。上記に挙げた値がさ株は全てeワラントの対象原資産になっています。

例えば任天堂コール344回(満期日:2019/11/13、権利行使価格:37,000円)という銘柄であれば1万~2万円程度もあれば買付けることができ、代替的に任天堂の相場に参加することができます(18日終値時点)。

原資産の中長期的な上昇を見込む場合、時間経過による減価の影響を抑えるため、権利行使価格が低めで、満期までの残存期間がやや長いコールを選んでみるとよいでしょう。満期日以降も上昇が続くと考えるなら、満期日の1カ月前くらいに売却して、より満期日までの期間が長い銘柄に乗り換えること(ロールオーバー)もご検討ください。

(eワラント証券)
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