対象原資産に対してeワラントはどのくらい動く? 2015/10/13



eワラントの投資にあたっては日経平均など対象原資産がいつまでに、どれくらい上がる、下がるといった見通しを立てることが成功のコツと言えますが、今回は「日経平均がいくら動いたらこのeワラントはいくら動くのか?」を知るための方法をご紹介します。

 ■日経平均コール/日経平均プット
 極めて短期間の値動きの目安としては、ワラントレバレッジを利用します。各銘柄のワラントレバレッジはeワラントホームページの銘柄検索ページや個別銘柄ページで「ワラントレバレッジ」として確認できます。なお、お取扱い証券会社によっては「実効ギアリング」と表示されている場合もあります。

 ワラントレバレッジは対象原資産の変動率に対するものとして使います。例えば日経平均コールのワラントレバレッジが10倍のとき日経平均株価が3%上昇すると、3%×10倍で概ね30%程度の上昇が期待できる、ということになります(他の条件が一定の場合)。

注意点として、販売価格と買取価格の差(スプレッド)は考慮されていないことや、仮に対象原資産の水準に変化がないなど他の条件が一定であっても、時間だけが経過するとeワラントの価格は減価していくので、想定した変化率にならないことがあります。特に、1日以上の期間にわたる場合や、対象原資産の価格変化が極めて大きい場合です。eワラントホームページの個別銘柄ページにある「SIMULATOR」ボタンを押してシミュレーターをご利用いただくと、将来の値動きをより精緻に試算することができます。

■日経平均プラス5倍トラッカー/日経平均マイナス3倍トラッカー(レバレッジトラッカー)
2000ワラント保有しているとき、買取価格(お客様の売却価格)は日経平均の変動幅に連動します。例えば、日経平均株価が100円上昇したとき、日経平均プラス5倍トラッカーを2000ワラント保有している方の評価額は100円×5倍で500円増えることになります。

注意点として、販売価格と買取価格の差(スプレッド)は考慮されていないことや、配当落ち日には連動しない可能性があることに加え、レバレッジトラッカー特有の自動ロスカットが発生すると1円以下での固定価格となるので日経平均株価に連動しなくなります。

 ■日経平均ニアピン
 ニアピンの場合は専用のシミュレーターがありますので、将来価格の試算はシミュレーターをご利用ください。

(eワラント証券)
* 本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。