値がさ株に小額から代替的に投資をする方法 2020/01/24



現在、日本の取引所では、多くの銘柄は100株単位での売買となりますので、市場価格×100株が最低の売買金額となります。そのため、例えば市場価格が1万円の銘柄であれば、1万円×100株で100万円が最低売買金額となり、買付に多額の資金が必要となります。このような銘柄を一般に値がさ株と呼び、代表的な銘柄として以下のような銘柄があります。銘柄名の右の数値は2020年1月24日始値基準で買付に必要な金額です(実際にはさらに買付手数料がかかります)。

9983 ファーストリテイリング 6,200,000円
7974 任天堂 4,370,000円
6861 キーエンス 3,995,000円
6146 ディスコ 2,770,000円
8035 東京エレクトロン 2,531,500円
6954 ファナック 2,056,000円
6367 ダイキン工業 1,620,000円
4922 KOSE 1,617,000円
6594 日本電産 1,580,000円
4661 オリエンタルランド 1,554,000円

例えば、昨年後半に発売した『リングフィット アドベンチャー』や『ポケットモンスター ソード・シールド』が大ヒットを記録している任天堂の現物株に投資するには、最低でも400万円以上の資金が必要となります。リスク分散のために複数の銘柄に分散投資をする上では、1銘柄で400万円以上という資金は予算オーバーという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで現物株投資の代替手段としてeワラントを利用してみてはいかがでしょうか?eワラントは短期間の相場変動を見込んで利用するほかにも、値がさ株に数千円から数万円の小額で代替投資する手段としても利用できます。前述の例に挙げた値がさ株は全てeワラントの対象原資産になっています。例えば任天堂コール361回(満期日:2020年3月11日、権利行使価格:40,000円)という銘柄であれば1万円強から買付けることができます(2020年1月24日時点)。

対象となる個別株の中長期的な上昇を見込む場合、権利行使価格が現在の株価水準よりも低いコールを選ぶとよいでしょう。一度買い付けた銘柄の満期日以降も株価上昇が続くことを想定するのであれば、満期日よりも前に一旦手仕舞い売りをして、より満期日が先の銘柄に乗り換えること(ロールオーバー)も検討対象となるでしょう。

(eワラント証券)
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