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中長期を狙う場合に選ぶeワラント 2014/08/25
相場に張り付いているわけではないので短期的な取引はできないな~という方や、年単位で対象原資産の株式などの上昇を想定しているんだ、という方はどのeワラントを選んだらよいでしょうか?
eワラントの中でもワラントレバレッジ(実効ギアリング)が高い銘柄は特に値動きが大きいため、このような銘柄は中長期の投資には向きません。このような銘柄を取引される場合は相場状況を頻繁にチェックしながら利食いと損切りを早めに行うことをお勧めします。また、eワラントのコール/プットは他の条件が変わらず、時間だけが経過した場合に価格が低下する「時間的価値の減少」がありますので、購入してからほったらかしにするのはNGです。
常に相場を見ることができない場合や中長期投資をお考えの場合、ワラントレバレッジ(実効ギアリング)が低く、さらに時間的価値の減少の影響が比較的小さい銘柄を選んでみてはいかがでしょうか。コールの場合は権利行使価格が低い銘柄、プットの場合は権利行使価格が高い銘柄が該当します(プットは下落を想定されている場合になります)。満期日までの残存期間もなるべく長い銘柄を選び、満期日の1ヵ月前後で一旦売却し、同じ対象原資産でより満期日が先に設定されている銘柄に乗り換える(いわゆるロールする)ことで中長期投資ができるでしょう。対象原資産は限られていますが、○○プラス5倍トラッカー/○○マイナス3倍トラッカーのレバレッジトラッカーでしたら時間的価値の減少はありませんので、中長期投資をお考えの方に向いていると思われます。
なお、eワラントには満期日がありますが、満期日がある他の金融商品の中には満期日前に売却することが不利となるものもあり、投資家の方の中にはeワラントも満期まで保有することを前提としてしまうケースがあるようです。満期日前までのeワラントの価格は市場情勢を反映して決められますので、満期まで保有した方が有利・不利ということはありませんが、値動きの大きさや時間的価値の減少を考慮すると満期保有は前提とせず満期日前に売却するのが短期・中長期に限らずeワラントの取引で成功のコツと言えるでしょう。
(eワラント証券)
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