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スプレッド型eワラントを組み合わせた投資戦略 2017/09/19
先週の本コラムでもご紹介しましたが、eワラントデモトレード(以下、デモトレード)において新商品コールスプレッド型・プットスプレッド型eワラントの取扱いが開始されました。本商品は、もちろんそれぞれ単独で活用いただくこともできますが、コールスプレッド型、プットスプレッド型を組み合わせて相場の変動や停滞をねらって投資することも可能です。
■コールスプレッド型+プットスプレッド型 ①
対象原資産・満期日が同じで、権利行使価格が相場水準と同じ~やや上のコールスプレッド型eワラントとやや下~同じのプットスプレッド型eワラントを同数量となるように組成するポジションです。満期日の対象原資産価格がコールスプレッド型の権利行使価格を上回る、又は、プットスプレッド型の権利行使価格を下回れば、100円の受取金が発生するという投資戦略です。
コール型+プット型の両建て戦略が1日~数日程度の短期的な相場の急変動を狙うのに対し、コールスプレッド型+プットスプレッド型の両建て戦略は時間的価値の減少の影響がコール型+プット型の両建て戦略と比較して軽微なため、数週間~数ヶ月程度の相場の変動を想定するときに活用することができます。
リスクとしては、満期日の対象原資産価格が購入したコールスプレッド型の権利行使価格とプットスプレッド型の権利行使価格の間に留まった場合、受取金が発生しない、又は、購入金額以上の満期受取金を得ることができない可能性があります。
■コールスプレッド型+プットスプレッド型 ②
対象原資産・満期日が同じで、権利行使価格が相場水準よりやや下のコールスプレッド型eワラントとやや上のプットスプレッド型eワラントを同数量となるように組成するポジションです。満期日の対象原資産価格がコールスプレッド型の権利行使価格とプットスプレッド型の権利行使価格の間であれば計200円の受取金が発生し、どちらかに外れても最低でも計100円の受取金が発生するという投資戦略です。
ニアピン型eワラントと同様に満期日の相場水準を予想する投資戦略ですが、ニアピン型がピン価格から一定の範囲を外れてしまうと受取金が発生しないのに対し、最低でも100円の受取金が発生するため相対的にリスクは限定的となっています。一方で、購入単価が高いため、満期日の相場水準が予想と一致した場合の利益率はニアピン型と比べて低くなります。
なお、コールスプレッド型・プットスプレッド型eワラントは現在デモトレードのみで取引が可能です。今後の取扱い開始を検討しておりますが、現時点において実際のお取引はできませんのでご注意ください。実際のお取扱い開始の前に、デモトレードで新商品の使い方や値動きを是非お試しください。
また、現在デモトレードでは仮想資金100万円をeワラントの取引によって運用していただき、対象期間の運用成績を競う『第10回eワラントデモトレードコンテスト』を開催しております。もちろん新商品の売買損益も運用成績として計算されます。こちらもふるってご参加ください。
eワラントデモトレード
https://www.ewarrant.co.jp/tools/demotrade/
(eワラント証券)
* 本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本情報に基づいて被ったいかなる損害についても、eワラント証券は一切責任を負いません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。