サムモデルは「売り」転換!トレードインディケーターを投資に活かす 2020/08/21



eワラント証券が運営するeワラントジャーナルでは独自アルゴリズムによる投資判断指標(インディケーター)を無料公開しています。eワラントジャーナルの中でも特に人気のコンテンツの1つで、毎日チェック頂いている投資家の方も多いようです。

日本株のインディケーターには、日次で更新される「OND-STI(オノダモデル)」と、月次で更新される「SAM-JCI(サムモデル)」の2種類があります。外国株のインディケーターには、「ヒンデンブルグオーメン」があります。各インディケーターの詳細はeワラントジャーナル内の本日のトレードインディケーターでご覧になれます。

「OND-STI(ONDモデル)」のシグナルは「買い」、「売り」、「中立」の3種類です。「買い」シグナル点灯時は、新規買い及び継続保有(eワラントならコール型の買い、保有中のプット型の売りなど)、「中立」シグナル点灯時はポジションを持たずに様子見、「売り」シグナル点灯時は新規売りや売建て継続(eワラントならプット型の買い、保有中のコール型の売りなど)で収益獲得を目指すインディケーターです。日々更新されることから「昨日は買いシグナルだったのに今日は売りシグナルが出た」ということがある一方で、同じシグナルが継続することもあります。株式相場を日々チェックしていて、数日から数週間のトレードをメインとされている方に向いているインディケーターです。

「SAM-JCI(SAMモデル)」のシグナルは「買い」、「売り」、「中立」の3種類です。月次の更新なので日々の細かい上げ下げは気にせず、月に1回程度ポジションを見直す方に向いているインディケーターです。「SAM-JCI(サムモデル)」は7月20日の更新で「買い」シグナルから「売り」シグナルに転換しました。このモデルに従って取引をされるのであれば、保有する株式等は一旦手仕舞い売りを検討するのもよいでしょう。積極的に利益を目指すのであれば株式や先物を新規に売り建てることも考えられます。eワラントを使うのであれば、日経平均を対象としたプットやマイナス3倍トラッカー、野村日経225ダブルインバースETF(リンク債)を対象とするプラス5倍トラッカーを新たに買い付けるのも良いかもしれません。

「ヒンデンブルグオーメン」は米国市場の株価急落を予兆するシグナルです(毎営業日更新)。しきい値とする条件値によってシグナル点灯の有無は異なりますが、eワラント証券株式会社投資情報室では株式投資に対する総合的な有意性から独自に定義して情報を提供しています。NY総合指数が高値圏にあることなど、米国株に関する4つの条件を同時に達成した場合、シグナル点灯とされ、その後一カ月程度の間に米国株式市場の急落が起こる可能性があるといわれています。ヒンデンブルグオーメンが点灯した際には、保有するポジションを手仕舞うとともに、日経平均を対象としたプットや野村ダウ30ETF(リンク債)を対象としたマイナス3倍トラッカーを買い付けて相場の急変に備えることなどが考えられます。

(eワラント証券)
※本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本情報に基づいて被ったいかなる損害についても、eワラント証券は一切責任を負いません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。