クイズで覚えるeワラント第1回 2019/09/27



eワラントのことをクイズ形式で覚えましょう。答えは下部にあります。

問題1 eワラントの価格を決定する要因の1つにボラティリティというものがあります。ボラティリティの説明としてふさわしいものはどれですか?
 1 役に立つもの、効用。
 2 時間経過でeワラントの価格が減少する額。
 3 対象原資産の価格変動の度合い。
 4 犯罪から守ること、事故などを防止すること。

問題2 「日経平均株価は前日比で上昇しているのに日経平均コールが前日比で上昇していない。」この状況が発生したのにはいくつかの要因が考えられます。次のうち要因として当てはまらないものを1つ選びましょう。
 1 権利行使価格が日経平均の水準に対して高すぎる。
 2 前日の15時以降に日経平均先物価格が上昇し23:50で高値を取ったが、その後下落した。
 3 満期日が間近に迫っている。
 4 回号の数値が大きい。

問題3 eワラントの種類の1つにレバレッジトラッカーというタイプのeワラントがあります。レバレッジトラッカーの説明として誤っているものはどれですか?
 1 対象となる相場の「変動率」のプラス5倍又はマイナス3倍の値動きをする。
 2 他の条件を同一とした場合、時間が経過しても価格の減少がない。
 3 取引時間は平日の9:00から23:50まで。
 4 レバレッジトラッカーの価格が大きく下落した場合、自動ロスカットが発生することがある。

 ↓↓↓↓↓答え↓↓↓↓↓

問題1の答え
 1 ユーティリティのことです。eワラント用語ではありません。
 2 セータのことです。eワラントホームページのシミュレーターで大まかな予想減少額を確認することができます。
 3 他の条件が同じ場合、通常はボラティリティが高い原資産を対象としたeワラントの方がボラティリティが低い原資産を対象としたものに比べて価格が高くなります。
 4 セキュリティのことです。eワラント用語ではありません。

問題2の答え
 1 満期日において日経平均が権利行使価格を超える可能性が低い場合、eワラント価格が反応しないことがあります。
 2 eワラントの前日比は23:50との比較になりますので、15:00との比較では時間的なズレがあります。
 3 満期日において日経平均が権利行使価格を超える可能性が低い場合、eワラント価格が反応しないことがあります。
 4 回号は銘柄の発行順に付けられた番号のことで、証券を特定するための識別番号です。権利行使価格や満期日などの諸条件、価格変動とは関係がありません。

問題3の答え
 1 レバレッジトラッカーは対象となる相場の「変動幅」のプラス5倍又はマイナス3倍に連動する値動きをします。「変動率」の○倍の値動きをするブルベア投信/ETFの場合、相場が上下を繰り返すと、価格が目減りして行くデメリットがありますが、レバレッジトラッカーは「変動幅」の○倍の動きをするので、相場が上下を繰り返しても、元の水準に戻ってくれば価格も元に戻ります。
 2 レバレッジトラッカーはコール型/プット型eワラントと違って、時間経過による価値の減少はありません。そのため、中期的な保有も可能です。
 3 レバレッジトラッカーの取引時間は、他のeワラントと同様平日の9:00から23:50までです。この点でもブルベア投信/ETFとは異なります。
 4 レバレッジトラッカーの買取価格が一度でも1円を下回った場合、自動ロスカットにより満期決済金額が確定かつ固定され、1円以下での固定価格による買取のみが行われます。レバレッジトラッカー固有のリスクとなりますのでご注意ください。

(eワラント証券)
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