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【eワラント初心者向け】プット型eワラントの解説 2018/03/20
プット型eワラントは、コール型に次いでお取引の多いタイプのeワラントです。プット型eワラントは他の条件が一定の場合、投資対象となっている資産(原資産といいます)の価格が下落すると価格が上昇します。オプション市場では、プットとは「満期日に、権利行使価格で、原資産を、売る(売りつける)ことができる権利」のことを表します。
プット型eワラントは一般に対象となっている原資産の値動きよりも大きく値動きしますが、他の条件が一定の場合、時間の経過により価値が目減りしていくという特性があります。そのため満期日まで保有せず、数日から数週間といった比較的短期間での投資に適していると考えられます。
プット型eワラントの満期日における決済金額は、満期日の原資産価格(満期参照原資産価格といいます)と権利行使価格との差額、1ワラント当たり原資産数および(原資産の権利行使価格が外国通貨の場合は)満期時の為替レートで決まります。
<例>eワラント日経平均プット907回
1ワラント当たりの原資産数:0.002
権利行使価格:23,000円
満期日:2018年7月11日
仮に2018年7月11日の満期参照原資産価格が仮に20,000円だった場合、株式市場で20,000円で購入してきて23,000円で売る権利を行使すれば、差額の23,000円-20,000円=3,000円が手に入ります*。ただし、3,000円は原資産 1単位あたりの差額ですので、1ワラント当たりの原資産数の0.002を乗じますと1ワラントの満期決済金額は 3,000円×0.002=6.00円となります。
*実際にはeワラントのお取引は差金決済で行われますので、個人投資家が市場で調達して権利行使を行って売却をすることはありません。
【プット型eワラントの満期決済金額】
(権利行使価格 - 満期参照原資産価格)× 1ワラント当たりの原資産数 = 満期決済金額
(23,000円 - 20,000円)× 0.002 = 6.00円
※権利行使価格が外国通貨の場合は満期時の為替レートを乗じて円換算します。
(eワラント証券)
* 本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本情報に基づいて被ったいかなる損害についても、eワラント証券は一切責任を負いません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。