【eワラント初心者向け】コール型eワラントの解説 2018/03/13



  コール型eワラントは、eワラントを代表するタイプのeワラントです。コール型eワラントは他の条件が一定の場合、投資対象となっている資産(対象原資産といいます)の価格が上昇すると価格が上昇します。厳密には、コールとは「満期日に、権利行使価格で、原資産を、買うことができる権利」のことです。

 コール型eワラントは一般に対象となっている原資産の値動きよりも大きく値動きしますが、他の条件が一定の場合、時間の経過により価値が目減りしていくという特性があります。そのため満期日まで保有せず、数日から数週間といった比較的短期間での投資に適していると考えられます。

 コール型eワラントの満期日における決済金額は、満期日の原資産価格(満期参照原資産価格といいます)と権利行使価格との差額、1ワラント当たりの原資産数および原資産の権利行使価格が外国通貨の場合は満期時の為替レートで決まります。

<例>eワラント日経平均コール1144回
1ワラント当たりの原資産数:0.002
権利行使価格:21,000円
満期日:2018年7月11日

 仮に2018年7月11日の満期参照原資産価格が仮に22,500円だった場合、買う権利を行使すれば21,000円で購入して即座に株式市場で売却するとすれば、差額の22,500円-21,000円=1,500円が手に入ります。ただし、1,500円は原資産 1単位あたりの差額ですので、1ワラント当たりの原資産数の0.002を乗じますと1ワラントの満期決済金額は 1,500円×0.002=3.00円となります。

【コール型eワラントの満期決済金額】
(満期参照原資産価格 - 権利行使価格) × 1ワラント当たりの原資産数 = 満期決済金額
(22,500円 - 21,000円) × 0.002 = 3.00円
※権利行使価格が外国通貨の場合は満期時の為替レートを乗じて円換算します。

(eワラント証券)
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