「落ちるナイフ」を掴みにいくなら 2020/02/14



新型コロナウイルスの被害が日本でも広がりつつあります。株式相場は依然高値圏にはありますが、今後アウトブレイクが拡大するようなことがあれば一時的に株価が急落するような場面が訪れるかもしれません。

相場には「落ちるナイフをつかむな」という格言があります。相場が急落している途中は「安い」と思っても、さらに下がることがしばしばあるので、下げ止まったことを確認してから買いを入れた方が良いというものです。
一方、「落ちているナイフを拾うのでは遅い」という見方もありえるでしょう。地面に突き刺さったナイフの柄をつかんで引き抜くのではなく、敢えてリスクをとって短期的に大きなリバウンドを狙うという逆張り手法です。

eワラントにはレバレッジ効果あるので、相場の反騰をうまく予想することができれば対象となる相場の変動率以上の大きなリターンを得られる可能性があります。また、予想が外れてしまっても、損失は投資元本までに限定されているので、投資額を上回る大きな損失が発生する可能性はありません。

ただし、eワラントを使って相場急落時に逆張り投資をするのであれば以下の点にはご注意ください。

■ハイリスクの投資であることを理解する
急落があれば、一般に短期のリバウンドを期待することができます。ただし短期でリバウンドを狙う場合、リスクが高く、ワラントレバレッジが高い銘柄を選択しがちです。レバレッジの水準が高い銘柄を購入し、リバウンドをすることなく下落し続けた場合、損失が非常に大きくなることがあります。このため、最初からハイリスクの投資であることを理解し、投資金額は小額に抑えるようにしましょう。

■急落後の戻しですばやく反対売買を行う
下落トレンドが続く場合、「急落後の戻しも下落トレンドの小さなうねりの一つだった」となってしまう可能性があります。このため、リバウンドがあったらすばやく反対売買を行い、利益確定をするようにしましょう。

■下落トレンドが継続する可能性があるため損切りはすばやく
リバウンド狙いの銘柄を購入して、思った以上にリバウンドしなかった場合、潔く早めに損切りをするように心がけましょう。相場急落時は高値で買った投資家による損切りも増えるため思った以上に下落することがあります。

(eワラント証券)
* 本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本情報に基づいて被ったいかなる損害についても、eワラント証券は一切責任を負いません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。