2020年3月16日(月)のサマリー(2020年3月17日(火)更新)

日経平均参照原資産価格(23:50)16,659円(-1001円)
取引所終値17,002円4銭(-429円01銭)

原資産概況

日経平均は大幅続落。前週末の米国株は大幅高となったものの、米連邦準備理事会(FRB)の緊急利下げ実施と量的緩和再開の発表を受けて株価指数は急落した。日銀が金融政策決定会合を前倒しにして開催することを受け、期待感から日経平均は買いが先行したものの、前場にかけては売り買いが交錯する手泣きとなった。金融政策決定会合で上場投資信託(ETF)買い入れ額の倍増が決定されたことから上げ幅を一時300円超まで広げたものの、基本的な買い入れペースは従来通りとしたことで失望感が広がり、引けにかけて売りが膨らんだ。東証1部の売買代金は3兆3191億円。個別株ではJIG-SAW(3914)、ビリングシステム(3623)、KDDI(9433)などは上昇。ユニバーサルエンターテインメント(6425)、リログループ(8876)、カカクコム(2371)などは下落。COMEX金先物は大幅続落。WTI原油先物、コーンは大幅反落。プラチナは下落。米ドルは反落。米国株は大幅反落。

eワラント取引概況

日経平均PUTの買い、ソフトバンクグループPUTの買い多い。日経平均マイナス3倍トラッカーの売買活発。

PUT・CALLレシオ :294%(前日比+75%)
新規買い指数 :-10%(前日比-13%)

騰落率上位

値上り:金リンク債 プット 230回 (+460.0%)、テスラ プット 67回 (+173.6%)、韓国200種株価指数 プット 264回 (+163.2%)
値下り:ビヨンド・ミート コール 8回 (-85.1%)、インターネットイニシアティブ コール 21回 (-84.6%)、村田製作所 コール 164回 (-81.8%)

♛取引金額 TOP10 (株式、株価指数、バスケット、コモディティ)

順位 売買ネット 銘柄名 満期日/
権利行使価格
ワラント騰落率 対象原資産コード 参照原資産価格騰落率
1 買越 日経平均 PUT#1158 2020/6/10
21,000円
22.56% N225 -5.67%
2 買越 ソフトバンクグループ PUT#406 2020/7/8
3,800円
28.73% 9984 -7.83%
3 拮抗 日経平均マイナス3倍 TR#38 2020/8/12
24,500円
11.49% N225 -5.67%
4 拮抗 日経平均 PUT#1065 2020/4/8
19,500円
46.49% N225 -5.67%
5 売越 金リンク債プラス5倍 TR#20 2020/5/13
1,300米ドル
-27.43% -5.88%
6 買越 韓国200種株価指数 PUT#269 2020/6/10
250pt
57.58% KS200 -8.15%
7 買越 ソフトバンクグループ PUT#398 2020/4/8
3,500円
102.58% 9984 -7.83%
8 売越 日経平均 PUT#1152 2020/5/13
20,500円
30.74% N225 -5.67%
9 買越 日経平均 CALL#1433 2020/6/10
21,500円
-55.26% N225 -5.67%
10 拮抗 日経平均 PUT#1258 2020/4/8
25,500円
12.53% N225 -5.67%

♛為替eワラント・米ドルニアピンeワラント 取引金額TOP5

順位 売買ネット 銘柄名 権利行使価格 満期日 ワラント騰落率
1 買越 米ドル安(円高)型#967 105円 2020/6/10 8.19%
2 買越 米ドル安(円高)型#951 104円 2020/4/8 17.50%
3 拮抗 南アフリカランド安(円高)型#194 6円 2020/5/13 33.33%
4 売越 米ドル高(円安)型#1105 113円 2020/5/13 -30.00%
5 売越 米ドル高(円安)型#1107 107円 2020/4/8 -23.18%

為替eワラント参照原資産価格(23:50)

米ドル 106円27銭 (-56銭) -0.53%
ユーロ 118円10銭 (-64銭) -0.54%
豪ドル 65円01銭 (-2円10銭) -3.13%
英ポンド 130円26銭 (-3円48銭) -2.60%
カナダドル 76円25銭 (-54銭) -0.70%
NZドル 64円32銭 (-1円19銭) -1.82%
南アフリカランド 6円40銭 (-19銭) -2.81%

9:00~11:00 の取引動向 サマリー(前場)

日経平均は買い先行。ソフトバンクグループPUTの買い、日経平均マイナス3倍トラッカーの売り、日経平均PUTの売り多い。

買越 ソフトバンクグループ(9984)7月3,800円PUT、米ドルリンク債6月105円PUT、オリエンタルランド(4661)6月13,000円PUT、東京エレクトロン(8035)5月19,000円PUT、米ドルリンク債4月104円PUT、日本航空(9201)6月3,000円PUT
売越 日経平均マイナス3倍8月24,500円トラッカー、日経平均4月19,500円PUT、日経平均6月21,000円PUT、TOPIX(TOPX)5月1,550ptPUT
拮抗 該当なし

11:00~15:00 の取引動向 サマリー(後場)

日経平均は大幅安。ソフトバンクグループPUTの買い、日経平均マイナス3倍トラッカーの買い多い。

買越 日経平均マイナス3倍8月24,500円トラッカー、日経平均4月19,500円PUT、ソフトバンクグループ(9984)7月3,800円PUT、ソフトバンクグループ(9984)4月3,500円PUT、ソニー(6758)5月6,000円PUT、野村TOPIX ETFリンク債4月1,650円PUT、米ドルリンク債6月105円PUT、ソフトバンクグループ(9984)6月4,000円PUT、日本航空(9201)6月3,000円PUT、コーセー(4922)6月13,000円PUT
売越 該当なし
拮抗 該当なし

15:00~21:00の取引動向 サマリー

大証日経平均先物(6月限)は16,490円(20:00)と下落。日経平均PUTの買い、ソフトバンクグループPUTの買い、金リンク債プラス5倍トラッカーの売り多い。

買越 日経平均6月21,000円PUT、日経平均4月19,500円PUT、日経平均4月25,500円PUT、日経平均6月21,500円CALL、ソフトバンクグループ(9984)7月3,800円PUT、コーセー(4922)6月13,000円PUT、オリックス(8591)4月1,650円PUT
売越 日経平均5月21,500円PUT、金リンク債プラス5倍(金)5月1,300米ドルトラッカー、ソフトバンクグループ(9984)4月3,500円PUT
拮抗 該当なし

21:00~23:50の取引動向 サマリー(米国市場)

米国株は大幅反落。日経平均PUTの買い、韓国200種株価指数PUTの買い、日経平均マイナス3倍トラッカーの売り多い。

買越 日経平均6月21,000円PUT、韓国200種株価指数(KS200)6月250ptPUT、エヌビディア(NVDA.OQ)4月190米ドルPUT、ソフトバンクグループ(9984)7月3,800円PUT
売越 日経平均マイナス3倍8月24,500円トラッカー、日経平均5月20,500円PUT、日経平均4月25,500円PUT、韓国200種株価指数(KS200)5月240ptPUT、オリックス(8591)4月1,650円PUT
拮抗 日経平均4月19,500円PUT

デイリーウォッチで用いられている用語について

日経平均参照原資産価格
23:50時点でeワラント価格算出に用いられた日経平均価格であり、15:00時点の日経平均終値とは異なります。いわゆる日経平均の終値は取引所終値として表示されています。

買越・売越・拮抗
ランキング及び時間帯別取引動向における「買越」は、マーケット・メーカーに対する投資家の純売買金額(購入金額-売却金額)の売買金額合計に占める比率が20%を超えていること、「売越」は当該比率が-20%を下回っていること、「拮抗」は当該比率が-20%と20%の範囲内にあることを意味しています。

PUT・CALLレシオ =(PUT売買金額/CALL売買金額)の5日移動平均
PUTとCALLの売買金額の比を見るための指数です。投資家が弱気ならPUTの売買が増加して、指数の値は上昇する。投資家が、相場が上昇すると考えていればCALLの売買比率が増加して、指数の値は低下します。一般に、過熱感指標としても有効とされ、極端に比率が低下した場合は、相場が過熱し、相場下落の可能性が高いとされます。逆に極端に上昇した場合は、相場が過度に悲観的となり、相場反転のサインとされます。

新規買い指数 = ((CALL購入金額-PUT購入金額)/総購入金額)の5日移動平均
新規の購入がCALLに偏っているのか、PUTに偏っているのかを判断するための指数です。CALL買いが増えれば上昇し、PUTの買いが増えれば低下します。PUT・CALLレシオと組み合わせて見ると、CALL、PUTの売買のうちどれが優勢なのか判断の目安として利用可能ともいわれます。

騰落率
ワラント、ニアピン、トラッカーおよびスプレッドの騰落率は買取価格ベースであり、販売価格と買取価格の差(売買価格差)は考慮されていないので、実際のパフォーマンスとは異なる場合があります。