eワラントで値がさ株に代替投資 2017/02/28



 現在、日本の取引所では、多くの銘柄は100株単位での売買となりますので、市場価格×100株が最低の売買金額となります。そのため、例えば市場価格が1万円の銘柄であれば、1万円×100株で100万円が最低売買金額となり、買付に多額の資金が必要となります。このような銘柄を一般に値がさ株と呼び、代表的な銘柄として以下の銘柄があります。銘柄名の右の数値は27日終値基準で買付に必要な金額です(実際にはさらに買付手数料がかかります)。

6861
9983
7974
6954
6981
7717
8227
4565
キーエンス 4,363,000円
ファーストリテイリング 3,525,000円
任天堂 2,368,000円
ファナック 2,196,500円
村田製作所 1,613,000円
ブイ・テクノロジー 1,606,000円
しまむら 1,443,000円
そーせいグループ 1,327,000円

 例えば昨夏のPokemonGOの大ヒットで株価が急上昇した任天堂に投資するには、ピーク時に比べて調整が進んだ現在でも現物株では200万円以上の資金が必要です。複数の銘柄に投資して特定の銘柄のリスクを低減する分散投資の観点からすると、1銘柄で200万円以上というのは予算オーバーという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 そこで現物株投資の代替手段としてeワラントを利用してみてはいかがでしょうか?eワラントは短期間の相場変動を見込んで利用するほかにも、値がさ株に数千円から数万円の小額で代替投資する手段としても利用できます。前述の例に挙げた値がさ株は全てeワラントの対象原資産になっています。例えば任天堂コール234回という銘柄であれば1万円強で買付できます(27日時点)。

 原資産の中長期的な上昇を見込む場合、権利行使価格が一番低いコールを選び、満期日前の1ヵ月前くらいに売却して、より満期日までの期間が長い銘柄を購入することになります。

(eワラント証券)
* 本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本情報に基づいて被ったいかなる損害についても、eワラント証券は一切責任を負いません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。