デモトレードコンテスト開幕!期間中の重要イベントチェック 2017/01/17



 1月16日(月)から第8回eワラントデモトレードコンテストが始まりました。今回は2月28日(火)までが実施期間となります。入賞された方には賞品もご用意しておりますので、皆様奮ってご参加ください。
 過去に開催されたデモトレードコンテストで上位に入られた方々の取引を見てみると、各種イベントに伴う相場の変動を活かして利益を上げているトレードがいくつか見られました。そこで本コラムでは今月予定されている経済イベントをいくつかピックアップいたします。

■1月

[欧]19日 ECB理事会
⇒12月に行われた理事会で、ECBは量的緩和規模の減額と期間の延長を決定しました。 EU域内の経済指標は好転しつつあり、EUの中核ドイツは今後のインフレ抑止のためテーパリングを主張しています。一方でイタリアやギリシャなどの非中核国では依然景気低迷に苦しんでおり、更なる量的緩和の拡大を主張しています。ECBがどのようなスタンスを示すのかによって、円/ユーロ相場は大きく変わってくるかもしれません。
[米]20日 米国大統領就任式
[米]未定(1月下旬?) 一般教書演説
⇒ついにトランプ大統領が誕生します。就任に先んじて11日に行われた会見では、中国や日本との間の貿易赤字に強い不満を示すなど選挙前と変わらず強硬な姿勢を見せたことで、「トランプ・リスク」への警戒感から急速に円高が進行しました。20日の大統領就任式やその後に開催されるであろう一般教書演説などでさらにリスクが顕在化することになれば、更なる円高・ドル安が進むかもしれません。一方で、依然不透明なままの財政政策が明らかとなり、市場に評価されれば既に高値圏にある米国株がさらなる上値を目指す可能性もあります。
就任式は日本時間21日(土)に行われるため、このイベントを利用するのであれば前日20日(金)までに、購入しておく必要があります。
 [日]下旬~10-12月 期決算発表
⇒各企業の10-12月期決算発表シーズンがやってきます。米国大統領選以後、大幅な円安・ドル高が進行したことで、自動車などの輸出関連企業を中心に増益を予想する向きがあるようです。 決算発表では業績予想の修正や自社株買いなど、株価に影響を与える発表がされることがあるため、決算をイベントとして短期投資をしてみるのも一手かもしれません。 ただし、東京市場の取引終了後に株価に大きく影響を与える事実が判明した場合には、翌日の東京市場にて当該株式の価格がつくまでの間、eワラントが売買停止となることがあるのでご注意ください。
 [米]31日~2月1日 米連邦公開市場委員会(FOMC)
⇒昨年12月のFOMCではFF金利が0.25%引き上げられるとともに、2017年中に3回の利上げが行われる見通しであることが発表されました。
今回のFOMCでは、次回利上げ時期に関してFRB内でどのような意見があるかには注目が集まりそうです。従来の市場予想より早い時期に利上げがあるとの見通しが高まれば、円売り・ドル買いの流れが強まるかもしれません。

■注意点

 イベントを活用してeワラントで短期投資を行う場合には、イベント終了後にすばやく手仕舞うことが肝要です。 デモトレードでは、なかなか相場をチェックできない方のために3種類の注文方式(IFD、OCO、IFO)を新たに実装いたしました。IFDで新規注文と決済注文も一緒に発注しておく、OCOで利益確定と損切りを一緒に発注しておくなど、新しい機能を利用したイベントでの短期投資をデモトレードで実践してみてください。

(eワラント証券)
* 本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。