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コール型eワラントとプラス5倍トラッカーの使い分け 2016/11/16
11月7日から新たに377銘柄のeワラント、ニアピン及びトラッカーのお取引が始まりました。今回は比較的満期までの残存期間が短い日経平均や米ドルを対象としたコール型・プット型eワラントが多く追加されています。
新規銘柄追加のお知らせ http://www.ewarrant.co.jp/info/product/201610310920
日経平均を対象とするコール型eワラントに関しては、同じく追加されたプラス5倍レバレッジトラッカーと合わせて相場観によって使い分けがしやすくなりました。日経平均を対象としたeワラントとレバレッジトラッカーの相違点、共通点は以下のとおりです。
相違点
- 一般的にコール型eワラントの方がプラス5倍トラッカーよりレバレッジ水準が高い
- コール型eワラントは時間経過に伴う目減りがあるが、プラス5倍トラッカーには時間経過に伴う目減りがない
- プラス5倍トラッカーは買取価格が1円以下になると原資産価格と連動しなくなる(売却できる価格が固定される)
共通点
- 売買委託手数料は0円(無料)
- 買値と売値にスプレッドあり
- 税制は申告分離課税の雑所得でFXや先物との損益通算が可能(税率は20.315%)
これらを利用して具体的に使い分けるとすると、
- 中長期的に相場が上昇していくと考えるなら:権利行使価格が相場水準より低く、満期までの残存期間が長いプラス5倍トラッカーを使って資産形成
- 短期的に相場の急騰があると考えるなら:権利行使価格が相場水準に近く、満期までの残存期間が短いコール型eワラントでイベントに合わせてハイリスク・ハイリターン投資
などの方法が考えられます。
(eワラント証券)
* 本稿は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。本情報に基づいて被ったいかなる損害についても、eワラント証券は一切責任を負いません。本稿の内容は将来の投資成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。