幼虫商法 2016/06/08



 「抽選で20名様にカブトムシの幼虫をプレゼント!」
 という抽選会がショッピングセンターで行われていたので、早速ガラガラを回して参加、見事カブトムシをゲット!

 お子様は大喜びだったようなのですが、「全然うれしくなかった」と知人。
 聞けば、抽選で当たったのは幼虫そのものだけで、飼育ケース、腐葉土、成虫用のゼリー状の餌などは別売りでその場でフルセット購入する結果となり、予想外の出費になってしまったとのこと。

 もともとカブトムシの幼虫は関連商品を買わせるための撒き餌にする “幼虫商法”だったのか、純粋に来店客に喜んでもらうための企画だったのかはわかりません。ただ、抽選会場の横に、飼育セットが山積みされていたとなると…

 数年前には、福引き商法「または当選商法」でミネラルウォーターを売りつける手法が社会問題化したことがありました。
スーパーの一角でイベントを行って抽選に参加させ、
「二等のミネラルウォーターサーバーが当たりました!ラッキーですね。ミネラルウォーター1本も無料ですよ~。」と盛り上げて、「せっかく、ウォーターサーバーがあるのだから、ミネラルウォーターを長期割引価格で購入しませんか?」と迫る手法です。
ちなみに、この手の福引商法の多くには以下のような共通点があったようです。

  1. スーパーなどの抽選会のような体裁をとって安心させる
  2. 1等は超高額品、3等、4等は粗品程度で、2等に“高額”な売りたい商品を持ってくるる
  3. 本体は無償だが、高額な補充部品や有料オプションが無いと機能しない仕組みになっている
  4. “当選”した客をおだてて気分を高揚させ、短時間に関連商品の購入申し込みを獲得する
  5. 親子連れならクジは子供にひかせ、一人なら老人や一人暮らしを始めたばかりの学生を狙って、“当たった賞品”の受け取りや付属品のセット販売を断りにくくする。

 相場の急変動ばかりに気をとられていると、身近なところで意外な損を蒙ってしまうかもしれません。相場も実生活も、迷ったときは一歩下がって考え直すことが効果的なようです。

(念のため付言しますと、上記は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。)
eワラント証券 チーフ・オペレーティング・オフィサー 土居雅紹(どい まさつぐ)