ガイドブック 2016/08/03



 東京を外国人旅行者の視点で見るとどんな感じだろうとふと思い立ち、ロンリープラネット社発行の『トラベル サバイバルキット トーキョー』をGotta catch 'em all というイメージ(妄想?)で入手しました。このシリーズは英語圏の旅行者にとってはよく知られたガイドブックで、日本の『地球の歩き方』のお手本となったともいわれているものです。

 早速、読み進めてみると、意外な発見がありました。まず、何気なく通り過ぎているところに、面白そうな施設や外国人旅行者に人気のお店が多くありました。散策おススメコースでは、「えっココからココまで歩くの?普通はメトロかタクシーでしょ」と思わせるものばかりでしたが、よく考えてみると地表を歩いたことがなかったことにも気が付きました。さすがに今は熱中症になりそうなので、もう少し涼しくなったらこのガイドブック片手に歩いてみる気になりました。

 同様に、日本の政策を外国人投資家がどう見ているかという点についても、結構違いがありがちです。例えば政府高官や日銀関係者に、「日銀が国債引き受けを実質的にやっているので、日本は既にヘリコプターマネー政策を実践しているのでは?」と海外メディアが聞いたとしても、日本人的な感覚で言えば「内心そう思っても、建前では絶対に認めないよね」と考えるはずです。一方、「絶対に現在は日銀の国債引き受けではないし、今後もヘリコプターマネー政策は考えてもいない」と政府・日銀関係者が答えれば、「そうかヘリコプターマネーはやらないんだ」と海外メディアは杓子定規に書く可能性が高そうです。

 このギャップを埋めるにはちょっと手間をかける必要があります。やり方は、”Bank of Japan”、“ fiscal stimulus Japan” といったキーワードで海外のニュースを検索し、ブラウザーの翻訳機能などを使って最初の10行ぐらいだけでもパッと目を通すことです(英語が得意な方はそのままの方がさらに効果的です)。同様に、日本企業に関するニュースでも大型銘柄であればあるほど外国人投資家が目にしているニュースでどう評価されているか知っておく必要がありそうです。

(念のため付言しますと、上記は筆者の個人的な見解であり、eワラント証券の見解ではありません。)
eワラント証券 チーフ・オペレーティング・オフィサー 土居雅紹(どい まさつぐ)